映画「世界から猫が消えたなら」を見てきました。
公開初日に「世界から猫が消えたなら」を見てきました。
原作は映画化決定の後に買って読みました。
帯の猫を抱きかかえる佐藤健にやられました。
今は映画キャスト版の表紙の文庫本も出てるので小説の未読の佐藤健ファンはそちらもオススメです。
映画本編ですが、良くも悪くも日本映画といった感じです。
佐藤健のPVとしてはオススメ出来ますが、凝ったお話を楽しみたい方にはオススメ出来ないですね。
特に捻りのある話ではないので。
泣ける映画を見たい方にはいいのかも。
隣に座ってた女性がすごく泣いてたので。
以下少しだけネタバレも含みます。
原作との相違点としてメインテーマである「消失」が明確に描かれたこと。
原作はもう手元にないので断言しかねますが。
そして「消失」することによって概念そのものがなくなり、それがあったことによって起きた事象もなくなると表現されてました。
つまりモノがあったことによって出来た人との繋がりも消えてしまいます。
これは原作でもそうだったっけ?と思いましたし、そうなるとテーマはわかりやすくなりますが、原作が表現したかったこととズレてそうだなぁと思いました。
しかしその点以外では小説版ではもどかしかった部分もきちんと描かれてたので満足です。
映画の方がテーマを「人との繋がり」に焦点を当てたことにより、きちんとその点描いてくれたので小説版にあった後味の悪さが大分マイルドになっていました。
映画版オススメします。
それではこの辺で(o'ω')ノ